写真

世界写真史(編:飯沢耕太郎)

カラー版 世界写真史作者: 飯沢耕太郎出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2004/09/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 13回この商品を含むブログ (29件) を見る 最近読んだ本に関して立て続けに3連続更新予定。まずは、最近目にした土門拳先生のお言葉…

救い

「弊社の写真事業への取組みについて」(フジフイルム) コニカミノルタの悲報と時期を合わせ、フジフイルムからコメントが発表された。 弊社は1934年の創業以来、感光材料を中心とした事業を開始し、一般コンシューマーの皆様をはじめ、販売店様、写真卸売…

ミノルタのカメラ事業撤退に寄せて

今日、コニカミノルタがカメラ・フォト事業からの撤退を発表、メンテやブランド権の後継はソニーということになった。→プレスリリース ミノルタは、私が人生で初めて使った一眼レフ(SRT-101・親のおさがり)を作った会社だ。写真を撮り始めたときに感じた、新…

Pentacon F strikes back!

今年の正月は、師走の疲労を癒していただけではありません。しっかりと戦利品も確保して参りました。 以前から、Pentacon Fに似合うレンズをずっと探していたのだけれど、その栄えある1本目。その名もindustar-50(インダスター50)。ロシアレンズの基本…

黒川芽以@ニコン

ニコンが好きだ。 現在の国内カメラメーカーでクラフトマンシップが感じられるのはニコン(正統派)とペンタックス(色物*1)だけだと思う。ただ、好きとはいっても、憧れと畏れが入り混じって未だ本格的に手を出していないメーカーではあるのですけども*2。…

只見線プレイバック

只見線の様子が写真でまとまりました。削りに削った13枚組、御覧頂ければ幸いです。この路線の素晴らしさが少しでも伝われば嬉しいです。ちなみに、旅行の様子はこんな感じでした。 →http://www.kotobuki4.com/photograph.htm 〜只見線について〜(出典:wi…

半生を振り返る写真

最近休みがなかったせいか遂に体力が底をついたので、今日は授業を切って半休(夕方からは課題をしに学校へT-T)しました。思いっきり部屋を片付けて、一足早い大掃除完了。あ〜ストレス解消〜。 で、夜は夜で、今週末に控える結婚式二次会に使うスライド上…

森山×佐内対談

今日、ワード資生堂の企画で、森山大道と佐内正史の対談が行われたので、行ってきました。森山大道氏の言葉を聞くのは初めてです。完全に森山氏目当てでしたが、佐内氏を理解できたらという意味でも楽しみでした。それにこの両者は作風で言うと異色の組み合…

「続・死ぬことと生きること」

死ぬことと生きること 続作者: 土門拳出版社/メーカー: 築地書館発売日: 1974/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る あなたの「尊敬する人」は誰ですか? 私が一番に挙げるのは、写真家の土門拳です。これは、土門拳の写真・文章に触れて以…

写美

ありがたいことに招待券を頂いたので、写美(東京都写真美術館)に行ってきました。ブラッサイ(ポンピドゥーセンター・コレクション)の展示です(9月25日まで)。→詳細 土曜日ということもあって、なかなかの人の入りでした。内容としては、ブラッサイ…

機材更新2

前回の流れから、新宿へ。まずはキヤノンF-1をショーケース(死語?)から何台か出してもらってチェック。・・・しかし、なんとなくしっくりこない。遠くから見る分には格好いいが、いざ触ってみるとそうでもない、という感じ。作動感にオーラが感じられなか…

機材更新1

自分の写真を新しい境地に持って行くために*1、機材を一部改めるプロジェクトが発足しました。 用途としては、三脚に載っけてじっくり撮るという方向で(→軽くなくてもいい)。また、私は、いくつかの伝説的カメラを使ううちにすっかり機械式金属カメラ信奉…

ライツミノルタ修理レポート

ライツミノルタCLの露出計の振りが弱い感じだったので修理を決意。しかし、古い機種なのでパーツ交換はミノルタでは無理とのこと。調整で直るのか・・・?と、調べてみると、「ASA100・1/2・ボデーキャップを付けてスイッチを入れたとき、針が真ん中より…

「APS写ルンです」不買のススメ

先日、例によって写真屋でバイトしている最中に、APSフィルムの焼き増しのオーダーが大量に入りました(APS:カートリッジタイプのフィルムのこと)。その大量のAPSフィルム、何と全てカールがきつくそのままではプリンターに読みこめない。結局、カートリッ…

写真展「森山・新宿・荒木展」

行ってきました、「森山・新宿・荒木展」。 一応簡単に説明しておくと、荒木経惟は例のアラーキーです。自称天才。一方、森山大道は1960年代後半、写真界に計り知れない衝撃を与えました。公式サイトに写真がたくさんあります。<一度は行ってみて欲しい…

新戦力ライツミノルタCL

ミノルタMF機で写真の道に入ること4年、遂にライツミノルタCLがやってきました。ライツミノルタCL、妙な名前ですが、これは、ライカを作っているライツ社が設計し、ミノルタが製造したという技術提携の結果です。そしてこのCLは、ミノルタ社史を紐解く上で…

ミニラボ日記

今日のバイトで、お客さん(年は自分よりちょっと上)が古いカメラを持ってきました。曰く、「実家の押入れから出てきたので使ってみたい。ネットで使い方を一応調べたもののやっぱりよくわからん」ということで来店したようでした。 ちょうど暇な時間だった…

ペンタコンF購入

世界最初の一眼レフである「Contax S(1949)」の最後の直系、PentaconFです。国営ツァイス・イコン社(東ドイツ)製。2004年の自分へのご褒美として購入。自分へのご褒美・・・それは物欲を煽る魅惑の言葉。しかしこの言葉、自分で言うのは良くても、雑誌…

ゾーンプレートを試してみる

学研から出たピンホールカメラのキット大人の科学)がバカ売れしたのも記憶に新しいところですが、私もそのキット(何と1800円)を買い、そこからピンホールの魅力にとりつかれたクチです。昨晩も、国仲涼子さんがパリでピンホールカメラを撮るというTV…

久々の暗室

久しぶりに暗室に入ってきました。引っ越す前はマンションだてらに窓の無い納戸があったのでそこで良かったのですが、今は窓の関係で自室を使うしかありません(自室ならぎりぎり遮光できる)。カーテンだけでは夜でもちょっと光が入ってくるので、追加で薄…

リコーフレックスのミラーを交換する

スクリーン交換編はこちら さて、ミラーが届きました。早速、ミラーを入れ替えてみます。おお、これはまた良好な結果。像の色づきがなくなり、かつ鮮明になりました。ミラーが目視で綺麗でなければ試す価値は多いにあると思います。周辺光量についてはスクリ…

リコーフレックスのスクリーンを交換する

二眼レフ入門としてリコーフレックスを使っているのですが、弱点は1/100しかないシャッタースピードとファインダーの暗さです。シャッターはNDフィルタで何とかなるにしても、ファインダーはどうしようもないと思っていました。 しかし、こちら(素人写…

ローライ35SEレポート

マン=レイ曰く、「芸術=半芸術であり、それはものを食べたり飲んだりするように芸術を楽しむものであ」る、と。写真というジャンルにおけるコンパクトカメラの進化・波及は、氏の言葉を正に体現することになりました。現在デジタル化しなお隆盛を極めるコン…

デジタルカメラの対抗馬

私は、いわゆるミニラボ(写真をその場で仕上げる写真屋)でバイトをしています。私のいるラボでもご多分に漏れずデジカメのプリントが全盛ですが、やっぱりまだデジタルの画像は画質という点では未だにフィルムに遠く及びません。CCDの感度を上げすぎて…

写真の信用性

写真は信用性を失っていると言われる。スナップでもドキュメントでも、ヤラセの存在はとうの昔に明らかではある。では、スナップやドキュメントがその存在理由を失ったかというと、そうではないだろう。しかし、積極的な存在理由があるだろうか?この長年の…

シグマ礼賛

新発表、デジタル一眼用ズームレンズ またもシグマがやってくれました。最近の新製品ラッシュは本当に凄いと思います。私は24/1.8EXDGなど使ってますが、安いのにも関わらず素晴らしい性能です。頑張れシグマ。 しかし最近、モノクロばっかり使っててデジタ…

曽根氏と本橋氏(凄

写真雑誌では毎月写真コンテストが行われており、「月例」といいます(ました?)。そろそろどれかにチャレンジしてみようかな、と思っていろいろ思案しています。で、問題になるのが、どの雑誌に出すかということ。雑誌毎に選者(プロ写真家)は違いますし…

お約束とは

フジテレビ木曜2435-2505、「お厚いのがお好き?」という番組がある。毎回一冊の本を取りあげて、卑近な例でわかりやすく説明する番組で、読書を殆どしない私にはうってつけといえる。純粋に内容も面白いので、おすすめ。 今日は筒井康隆「虚人たち」だった…