リコーフレックスのスクリーンを交換する

populaire2004-11-05


 二眼レフ入門としてリコーフレックスを使っているのですが、弱点は1/100しかないシャッタースピードとファインダーの暗さです。シャッターはNDフィルタで何とかなるにしても、ファインダーはどうしようもないと思っていました。

 しかし、こちら(素人写真機修理工房)によれば、ミラー交換で明るくなるとのこと。早速試してみることにします。ついでに、スクリーンも交換してみます(標準装備のスクリーンは割れてしまっていたので、交換ついでに良くなるかもという期待もあります)。

 さて、二眼レフに限らず、光学機器のミラーは表面反射鏡という普通とは違うものを使っているようです。普通はガラスの裏に反射面があるのですが、それでは光がミラーを反射する際に像のブレが生じてしまいます。よって反射面がガラスの表にある表面反射鏡を使う、ということです。これがなかなか難物で、買うとなると30cm*30cmのサイズとかになってしまい、とても使い切れないんですが・・・。あと、ガラスのカットもオイルカッターが必要です。一回しか使わないのに、なんだかなぁ。近所のガラス屋で全てやってくれるところを探せばいいんですが面倒なので、結局通販で注文することにしました。今回利用したのはこちら(ジュゾンステンドグラスマーケット)。届き次第装着して比較してみることにします。

 まずはスクリーンの調達から。新宿散歩からちょっと足を伸ばし、四谷三丁目のアローカメラで見つけました。ブロニカSQのスクリーンです。マイクロプリズム採用のSタイプ。これを、リコーフレックスのサイズまで削ります。アクリルのような硬度なので、モーターツールは必携でしょう。私のは非力なものなので苦戦しました・・・。ヤスリがすぐ目詰まりするし。しまいにはホットナイフでやろうとしましたが、これはだめです。スクリーン裏(マットでない側)が大きく盛り上がってしまいます(削って修正しましたが)。

 結果は上々。周辺が特に明るくなったのに加え、ピントも比較的つかみやすくなりました。このスクリーンはそんなにピントのピークが立っている訳ではないようですが、それでもすりガラスに比べたらずっといいです。ピントも一応来ているようです。(追記;実はピントが若干ずれてました。しかしそこは「二眼レフかつ上下レンズ連結がギア」という設計が生き、簡単に調整できます。)

 これでミラーも替えたらどうなるのか・・・楽しみです。

 追伸;アローカメラの店員さんは接客態度が悪くて有名だったのですが、久々に行ったら普通にいい接客でした。だもんで、露出計もついでに買っちゃいました。追々ご紹介できるかと思います。