2006-01-01から1年間の記事一覧

今年の第九はどれを聴こう

第九の季節になった。 ぼくも、今日ようやく、第九を聴こうという気分―つまり今年を総括しようという気分―になった。そこで選んだのが、ケーゲル指揮・ドレスデンフィルハーモニーの演奏(録音は82〜3年。)。 ベートーヴェン: 交響曲第9番アーティスト: …

母校の演奏会へ

先日、母校の演奏会に行ってきた。 身内の色眼鏡を外したとしても素晴らしい演奏だった。近年稀に見る集中力を見せてくれたと思う。アマチュア的な強烈な自己主張はそこまで感じられないにも関わらず、演奏を聴いていて本当に楽しかった。 終演後、最近あん…

さらば暗室

モノクロ写真が好きだ。 モノクロ写真の世界では「自家処理でないとモノクロに非ず」という不文律(でもないか)が支配していて、フィルム現像及び印画紙へのプリントという2つの技術に精通しておかねばならないといわれている。モノクロ写真が従来のカラー…

師走の福音〜銚子電気鉄道〜

関東の地方私鉄、銚子電気鉄道が現在大変なことになっているのは、ご存知の方も多いだろう(→記事(ITmedia)、→ちょっと濃い貴方にはこちらのブログ(摂津堂テクスト)を)。前社長の横領と放漫経営により一気に窮地に立った銚子電気鉄道だが、支援の勢いが止ま…

ベト7/サロネン&ロスフィル(2006)

キレートレモンのシールをこつこつ集めていて、締切(11月末日24時)直前に足りない2枚をマツキヨで買ってまで応募しようとしたのに、家でご飯を食べていたらいつのまにか12月を迎えてしまいましたこんばんは。今年の師走の幕開けは脱力から(涙)。 …

ペンタックス、新聞全面広告!

11月30日、その高機能ぶりから各所を賑わせてきたデジタル一眼レフ「PENTAX K10D」が遂に発売になる。今日(もう昨日か)、日経夕刊を読んでいたらこのK10Dのカラーの一面広告が出ていて、結構驚いた。ぼくは、デジタル一眼はペンタックスに限ると思って…

刑法62条1項と私

先日の日記は、初めて動画リンクを張ってみたのだが、実は、リンクしようかどうしようか迷っていた。それは、リンクを貼る行為が合法か?ということについて。 問題は、自動公衆送信(@著作権法)を「容易にした」といえるかどうか(いわゆる物理的因果性が…

チャイコフスキー・コンクール1994

これはすごい・・・。(例によって*1、音量は大きめにして聴いてね) この年のバイオリン部門は、チェボタリョーワ*2とジェニファー・コーが2位を分け合った(1位はなし)のだが、録画を今回初めて見て驚いた。ジェニファー・コーの演奏が凄い。こんなチャ…

アサヒカメラコンテスト入選

写真は、その性質上雑誌になじむもので、写真を始めた当時はいろいろな写真誌を読み漁ったものだった。そして、その写真誌では毎月コンテストを行っている(いわゆる「月例」)。当時から、ぼくはいつかは出したいなと思っていたが、いろいろな迷いや自信の…

夏写真

少しずつ編集してきた夏写真の編集が、ようやく終わった。(→こちら) ちなみに、カメラはリコー・オートハーフ。スキャンは、エプソンのGT-9700F。ハーフ判ネガの面白みを出そうとして、横スクロール形式にまとめてみました。アルバムをめくるのではなく、…

経「県」値

先日行った4ヶ月ぶりの更新は予想外の反響を頂いた。ありがとうございます。でもコメントはゼロ(涙)。 ソシアルでネットなサービスの中で日記を書けばコメントもしやすいのに、とよく言われる。しかし、致命的な欠陥を内包していることがいよいよ明らかに…

4ヶ月の充電期間( ´_ゝ`)

前回更新から4ヶ月経ちました。ブログは3ヶ月更新しないと90%の確立で死ぬそうです(→ソース(「吹風日記」さん))。こんばんは。 さて、この4ヶ月間をして「充電期間」と書いてはみましたが、充電期間というよりも、寿命のきた充電池の性能をどう回…

ブラームス2番/イッセルシュテット指揮&北ドイツ放送交響楽団

ブラ2を聞きたくなるときがある。 今日は、輸入盤・SCRIBENDUMレーベルの全集からセレクトしてみた(1967年録音)。 冒頭のホルンがまず音程・バランス共に問題ありで、そこは笑うしかないが、すぐさま集中力は戻るので大丈夫。期待に違わない上品な指…

マイケル・ケンナ展@写美

マイケル・ケンナの写真展に行ってきました。詳細はこちら。本人のサイトはこちら(写真が多く、すごく楽しめるサイトです。おすすめ。)。 6×6、モノクロのフォーマットで、テーマは「IN JAPAN」。日本をここまで多く撮る外国人写真家も珍しいのではない…

髪を切りました

もう先週になりますが、髪を切りました。バッサリです。髪が逆立ってます。学友にそそのかされて大変なことになっています。私をご存知の方は目を丸められることでしょう。見たい人はコンタクト取ってね(笑)。 今日は内容が全然なくて申し訳ないのですが、…

岩城宏之墜つ

邦人指揮者という存在のなかで巨大な一角を占める岩城宏之が昨日亡くなった。ニュースはこちら。(読売オンライン) 以前氏のエッセイを一冊紹介したが、それから1年も経たないうちに亡くなるとは・・・。改めて、氏の功績の大きさには唖然とさせられる。彼…

映画「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」

観てきました。blessonのドキュメンタリーです。→公式サイト ●いいところ ・ブレッソン自らによる作品解説(談話に近いけど) ・ジョセフ・クーデルカ(←かなり好き)の解説もなかなかよかった。 ・音楽のセレクトは非常によい(バッハ、モーツァルト、ラヴ…

マラ8/ベルティーニ指揮&ケルン・西ドイツ放送響

マーラー:交響曲全集アーティスト: ベルティーニ(ガリー),マーラー,ケルン放送交響楽団出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2005/07/21メディア: CD クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見る ベルティーニ:交響曲第8番変ホ長調「千人…

capsule「FRUITS CLiPPER」

FRUITS CLiPPERアーティスト: capsule出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ発売日: 2006/05/10メディア: CD購入: 6人 クリック: 121回この商品を含むブログ (344件) を見る コメントへの返信もせずすみませんでしたm(_ _)m返信させてい…

10000ヒット目前

この零細サイトもようやく10000ヒットを迎えようとしております。何か記念で(?)更新するつもりなので、踏んだ方のお題に応えたりしようかな?

マニュアルフォーカスという法悦

1ヶ月以上のブランクがあっての更新です。噂以上に3年生は忙しい・・・。GWも残すところあと数時間というところでようやく更新する気力が湧いたので、一気にやってしまいましょう。 とりあえず、トップ頁*1の画像がいつまでたっても雪というのはどうか、…

2005年度を振り返る

ご無沙汰しております。相変わらずの生活ではありますが、無事新年度を迎えたということで、2005年度を振り返っておきたいと思います。 *** 何より大きかったのは、大学院への進学と新規オーケストラの組織に参画したことだろう。新しい環境2つに同時に…

「音楽入門」(著:伊福部昭)

音楽入門―音楽鑑賞の立場作者: 伊福部昭出版社/メーカー: 全音楽譜出版社発売日: 2003/05/22メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る 金曜日23時に近いというのに、学校からお届けしております。休憩がてら、GA…

1970年代NIPPON(北井一夫)

1970年代NIPPON作者: 北井一夫出版社/メーカー: 冬青社発売日: 2001/06メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 第一回木村伊兵衛賞受賞者・北井一夫の初期代表作を中心にまとめた写真集。受賞対象ともなった写真集「村へ」を中心…

土門拳の格闘(著:岡井耀毅)

土門拳の格闘作者: 岡井耀毅出版社/メーカー: 成甲書房発売日: 2005/09/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 月刊「フォトコンテスト」に連載されていた全24回の記事をまとめたもの。生い立ちから没するまでを描いた伝記と…

世界写真史(編:飯沢耕太郎)

カラー版 世界写真史作者: 飯沢耕太郎出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2004/09/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 13回この商品を含むブログ (29件) を見る 最近読んだ本に関して立て続けに3連続更新予定。まずは、最近目にした土門拳先生のお言葉…

ちくわ笛礼賛

2月1日(水)の日経朝刊の最終面の記事「ちくわ笛に命吹き込む」(住宅正人氏)があまりにステキだったので、触れてみたい。 我がバイブルのひとつ「ピューと吹く!ジャガー」4巻巻末に出てきたように、この世に存在するものはおよそ何でも笛にできてしま…