ミニラボ日記


 今日のバイトで、お客さん(年は自分よりちょっと上)が古いカメラを持ってきました。曰く、「実家の押入れから出てきたので使ってみたい。ネットで使い方を一応調べたもののやっぱりよくわからん」ということで来店したようでした。

 ちょうど暇な時間だったので*1、フィルムの入れ方から一通り説明しました。私はマニアがだいぶ入ってますから(--;)、普通のフィルムを使うカメラであればどんなに昔のものでも基本的な操作は分かります。普通のバイトはそんなことは知りません。兄ちゃん運いいな、と心の中で言いつつフィルムを入れる私でありました。カメラはフジカ(今は亡き富士フィルムのカメラ会社)のレンジファインダー機で、1960年代の製品です。綺麗に写るから大事にしてやってくれと言い、カメラを渡しました。

 この頃のカメラは、本当にいいものが多いです。建て付けの良さは勿論のこと、写真の画質についても、大衆機を含むほとんどのカメラが目を見張るような写りを見せてくれます*2。デザインもレトロなものからキュートなものまで多士済済、現代の似通ってしまったデジカメに飽きたら、是非一度手に取られてみることをお勧めします(機種が事前に決まっていればオークションが手っ取り早くていいでしょう)。このあたりのカメラをまとめたサイトはこちら(Range Finder)

*1:豆知識:写真屋は月曜又は連休明けが普段の2倍以上忙しいので、最上の仕上がりを求める場合、それらの日は避けたほうがいいでしょう。けしからんと言われるかもしれませんが・・・。

*2:現代のコンパクトカメラは、「ズームという利便性と画質を引き換えにする」という思想の上に成り立っています。