capsule「FRUITS CLiPPER」
- アーティスト: capsule
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/05/10
- メディア: CD
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コメントへの返信もせずすみませんでしたm(_ _)m返信させていただきました。
再びの課題の嵐もひとまず凪いだようですが、今日の夜からまた嵐の警報が出ております。よって今日は、「これだけは触れなければならない」というcapsuleの新譜、"FRUITS CLiPPER"について一言二言。
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全体的にいえば、前作(Lounge Designers Killer/6th)で垣間見せた、強いビートの曲という方向性が更に強化されたという印象だ。バスドラの音圧を極限まで上げて、ハウス系の路線を志向した感じの曲(Tr.03,05,08,09,10あたり?)が多い。バスドラだけで捉えれば、前作でいう"Lounge Designers Killer"(Tr.03)、"グライダー"(Tr.07)と似ている。音圧を上げた曲が多いと耳に痛いときがあるので、これは残念な点か。この傾向はグライダーのヒットに引きずられた、とみるのは穿ちすぎかな?
また、曲から感じる「色」についてもちょっと変わったように思える。capsuleを形作っていたといえる「原色」を感じさせる曲や、レトロ系の曲が今回は皆無。そのほかに変化を感じる原因としては、調のせいもあるだろうし、賑やかだったアレンジがシンプル化したせいもあるだろう。けれども、この感じもこれはこれで悪くない。ピチカート・ファイヴの系譜を引き継ぐ音楽*1としては、方向性がひとところに固まってしまうのは似合わず、こういう渋目のときがあってもいいと思う。
さらにいえば、タイトルチューン"FRUITS CLiPPER"(Tr.02)のバッキングギターのファンキーさなんて最高だし、"jelly"(Tr.03)のシンプル路線*2、"super speeder Judy Jedy"(Tr.08)のアクセス*3っぽさなど、いろいろやろうとしてるんだなというのが感じ取れる。
決してベストなアルバムではないかもしれないけれども、楽しく聴ける一枚*4。あ、ちなみに、私の推すベストアルバムは"S.F. Sound Furniture"(4th)です。