耳の痛い一言


 Esquire2月号が写真の特集をやっているそうで(いつもながらsighさんの情報には感謝)、早速今日にでも買いに行こうと思っているのだけど、Webでも一部読めるようになっている。(→こちら

 何とロバート・フランクのインタビューが載っている*1。これはかなり貴重な記事だ。

 その中でも、今の自分に耳が痛いのが以下の一文。「機材を変えることで違うものをつくるのは簡単だけれど、それだけじゃだめだ。自分を変えるように努力しないと変わらない。ビデオ、写真、フィルム、機材。いろいろ変えていい。でも最後には、作品のクオリティー次第だ。」

 我が身を振り返ってみると、最近全然写真を撮っていなくてフラストレーションが溜まりまくっているせいか*2、「もう機材を入れ替えてフルデジタルにしてやろうか」などと妄想することも多々あるのだが、少なからず目が覚めた気分だ。

 もういっちょ。「重要なのは、「これが私の旅」というように断言することなんだ。(中略)その人がもっている個性がものの見方を決める。(中略)それからもう一つある。それは、写真家はオープンでなければならないということだ。スイス人で、世界中旅している写真家を知っているが、何も彼に影響を与えない。彼は何を見ても同じなんだ。彼は感じるということに対してオープンじゃない。オープンであるということは、とても重要だ。感受性だ。」

 とりあえず、先日衝動買いした土門拳の写真集3冊(これもフラストレーションの証左か)が届いたら、それを刺激として撮りに出たい。

*1:紹介はこちら(Gallery Tokyo)。写真はここ(Photography temple)が多いかな?

*2:日々のカバンに入っているのは、軽量なリコーのオートハーフだけだ・・・しかも全然撮らない。