巨匠との対話


 先日、オケの練習場予約のためミューザ川崎まで行ってきました。するとそこで木之下晃の写真展をやっているではありませんか。しかも最終日。それは行くしかないということになりましょう。一通り見終わって、ふと周りを見ると、何とご本人がいらっしゃる。畏れ多くも話しかけてしまいましたが、とても気さくな方で、いろいろ伺うことができました。

 展示されていた写真は非常に鮮鋭度が高かったので、中判カメラも混じっているのではないか、という問いに対しては、機材は全て35ミリフィルムのカメラだというお答えでした。これが一番びっくりですね。シャッタースピードから推測するに感度は800程度だと思われるので、そのような高感度で粒子を荒らさずしかも鮮鋭、というそのフィルム現像とプリントの技術・・・。私にはまだ遥か遠い世界です。しかし、モノクロの現像は現像液から現像方法まで様々な研究の成果が存在しているので、それをいろいろ取り入れて少しでも追いつきたい。いい目標ができました。

 氏の写真はここで見られます(少しだけど)*1

*1:モーストリー・クラシック内「木之下晃のマエストロ列伝」