信州入門2・清里フォトアートミュージアム編
JRの駅として最も高い標高にある野辺山駅に行ったあと(野辺山は駅の周りにこれといったものはない*1)、清里に来た。
清里駅前は軽井沢のような雰囲気で、店が結構ある。軽井沢のように開発され尽くされた感じがないのは好感が持てる。ただ、人は全然いない。シーズンオフかつ平日というのが大きいのだろうけど。
写真好きにとって、清里といえばとりあえず清里フォトアートミュージアム(→公式サイト)の名を思い出すことだろう。事前にちょっと調べてみたところ、この写真美術館は「地元の裕福な人が写真好きだったから作った」という出自らしい。
現在の展示は、ヤング・ポートフォリオという35歳未満の人の作品を募集・選抜して展示するというもの。これが結構興味あるジャンルだったので、行ってみようと思った。
場所は、清里駅からタクシーで10分。素直にタクシーに乗ればよいものの、何となく巡回バスが近くっぽいところまで出ているようだったので、乗ってみた(事前にバスのターミナルで聞いたところ、バスで行く人など聞いたことがないとのこと。orz)。
巡回バスは1回200円で、平日と休日でルートが違う。平日だと、ルートの都合上、目的の写真美術館からより遠い停留場で降ろされてしまう(「牧場通り南」停留場*2)。で、そこから歩いてみたところ、大体25〜30分で到着。うーん、ケチるんじゃなかったかな?とも思える感じだが、歩けなくはないと思う。ご参考までに。
途中の風景は良かった。駅前に、トトロの看板を出してテーマ曲を流している店があったが、まさにトトロが出てきそうな雰囲気だった。しかし映画のモデルは狭山丘陵だったような・・・?謎だ。*3
景色もよく、歩けない距離ではなかったけど・・・やはり遠いものは遠い。何故こんなところに作ったのか。案の定と言っては失礼かもしれないが、この美術館、どうも経営的に磐石というわけではないようで、海外で修行してきたというシェフの料理が食べられる併設レストランは06年に閉店、併設宿泊施設も同年閉店したそうだ。やはり場所が・・・と思うのだけど、どうだろうか。(周りに何もないので、駅前との間を単純に往復するだけのためにタクシーを使わねばならないことになる。これでは実質的な入館料が4000円程度になってしまうことになり、どうにも解し難い。みな車で来るのかもしれないが、バスくらいは通して欲しい。ちなみに、土門拳記念館も酒田駅から遠いけど、バスが出ている。)
さて、長々と述べてきたが、そろそろ展示の話に入りたい。
入りたい。
・・・でも、それは不可能なのだ。
なぜなら――――― そ の 日 は 、休 館 日 だ っ た の だ か ら ―――――!
―――――帰り道をまた25分かけて歩く我が心境を想起せよ!*4
次回!清里に偉人あり!!清泉寮編!!!