年始の御挨拶


 あけましておめでとうございます。
 グダグダな年末・年越し(←誉め言葉。最後の忘年会は蟹鍋+Xbox360)を経て、だいぶリフレッシュできたpopulaireでございます。新年になった瞬間はワイン*1で酔っ払いながら「ハチミツとクローバー」なんかを読んでおりましたとさ。おかげですっかり昼夜逆転。今日は起きたらウィーンフィルニューイヤーコンサート(19:20〜)が始まっていました・・・時間だけはウィーン気分です。

 さて、一年の計は元旦にあったりなかったりするということで。結局は年末年始ぼんやりすると、来し方行く末なんかを考えられていい、ということでしょうか。私としては、去年思ったプチ目標を地味にひとつひとつやっていきたい、いうところです。地味で結構、寧ろ「飛躍の年にしよう」なんていうのは、結果的・外部的なものを目標に据える点で、あまり適切な「計」とはいえないでしょうし。

 ニューイヤーコンサートは、私が好きな指揮者のひとりであるヤンソンスでした。遂に彼がこの舞台に立つことができて、お兄さんは嬉しい。選曲にしてもパフォーマンスにしても、例年とは毛色がかなり違っていたので賛否両論あるでしょうが*2、私は良かったと思います。いずれにしても、まだ彼にとってはおそらく通過点のひとつ。また一回り大きくなってこの舞台に帰ってきてほしいところです。また、話は前後しますが、N響の第九も良かったと思います。ひとつひとつの音がしっかり鳴りきっていながら(オケ全員に超一級の力量がないとできない)、フレーズの自然さも感じられる名演。合唱(二期会合唱団)も読響のときより1段上でした。因みにジルベスター(東フィルの第九)は、N響と戦ってどうする感が拭えずスルーさせていただきました。除夜の鐘最高。

 さて、とりあえず、この昼夜逆転を治さないと・・・。本年もどうぞよろしくお願い致します。



*1:今回はスペイン産「ヘクラ」2002(写真右)。パーカーポイントで90点をとったらしい。実際飲んでみると、専門家の方々はこういうのが好きなのね、という感じの重たく、複雑なものでした。開けてちょっとしてからのほうが、このワインの長所と思われる極めて多彩な味が自然な感じに溶け合ってくれるような気がします。私のポイントとしては・・・85点くらい。因みに品種はモナストレル(仏:ムールヴェドル)。確かにマイナー品種ですけど、おいしいですよ。瓶・ラベルも好印象。写真左はエジプト産「オベリスク」。どんなにすごいのが出てくるかと思いきや、普通においしいものでした。直球系。品種はカベルネ・ソーヴィニヨン

*2:この辺はドラクエなんかの続編に対する評価と似ている気がします。マニアは旧作を懐かしむ、みたいなところがありますからね。