房総へ


 怒涛の新生活がGWでようやく落ち着いたので、房総半島に行ってきました。初めて。館山に宿を取ったので、館山が中心でしたが、途中いろいろ降りたりもしてみました。印象に残ったものを数点記録。

「南房総フリーきっぷ」の使い勝手がかなりいい

 3日間、バスと電車を利用可能な切符。往復は特急、フリー区間は木更津から茂原までで、久留里線いすみ鉄道は不可(残念)。説明書きでは「指定までフリー区間まで特急利用可」となっていたので、木更津や茂原までしか特急は乗れないのかと思ったら、普通に終点まで特急乗れます。よく考えたら当たり前なんだけど・・・。値段は、都内から7500円、舞浜などから5500円。東京からだと往復の乗車券だけでも5000円くらいかかる上に、バスに結構乗るので、元は余裕で取れます(流石に18きっぷには敵わないですが)。

 特急は往復ともかなり空いてました。特に帰りは完全に一両目貸し切りだったので、気分良し。乗り心地としては、外房線が結構揺れる感じでしたが、内房線は快適そのものです。車窓もすごくいい。東京から近いところにこれだけのものがあるとは思いませんでした。

館山「旅館・海紅豆」(かいこうず)

 館山からバス15分くらい。(バスにはいつも人が乗っていないので心配になりますが、どこでもこんなもんか・・・。何とか頑張ってほしいです)バス停で言うと、西大賀(おおか)というところからすぐです。裏はすぐ砂浜になっているので、立地として見て、駅から遠いだけの価値はあります。GWなのに観光客はゼロに近かった(夏はそれなりに来るのかも)。

 建物に入った瞬間、かなりきれいで驚きましたが、客室は普通の旅館でした。ロビーと浴場が改装できれいになってます。コストのかけどころが絶妙です(笑)。総客室数が少ないからか、浴場が混んだりもしませんでした。浴場は天然温泉で、人魚の湯と言うらしい。なかなかの効果があった気がします。食事も地魚を中心にした豪勢なもので、満足です。

 あと、館山ではいちご狩りもしました。正直、一度やれば十分かt・・・900円なら買ったほうがいいってあれは。屈んで摘むのがだんだん面倒になるし、熟し具合を選ばないといけないからなぁ。

喫茶「木旺社」

 木更津のバロック音楽のカフェ。木更津で降りたのはいいものの、あまり行くようなところが無かったところ、偶然発見しました。もう30年にもなる歴史があり、地元高校の人が親子二代で来たりもするそうです。店の外観、内装ともにアンティーク好きには堪えられないものがあります。入ったら何故かジャズが流れてましたが(笑)、リクエストできるシステムらしかったのでコレルリをお願いしてみました。演奏も良かったのですが、それ以上に音が滑らかで非常に快適だったので、真空管アンプでも使っているのかと思いお店の人に聞いてみました。するとキモはアンプではなく、プレーヤーでした。CDではなく、レコードを使っているそうです。レコードプレーヤー購入決定ー。あの感じだと、ベートーヴェンくらいまでの年代なら、CDよりレコードのほうがいいんじゃないかと思いました。真空管アンプやレコードを礼賛する記事はそこかしこで見てきましたが、やはり聴くのが一番ですね・・・。あ、コーヒーも挽きたてでおいしかったです。

・浜金谷は素敵だ

 東京湾フェリーに乗れる内房の港です。まず、久里浜から近くて安いことに驚きです(35分、片道500円)。また、港の施設が新設されていて、「the fish」という横文字系プレイス(笑)になっています。海産物が本当に豊富で、もうちょっと流行っても良さそうな立派なものです。周辺には立派な建物と塀を持つ旧家があったり、大量の猫がいるお宅の裏で猫と戯れたりと、歩いていて楽しかったです。あと、近くの地魚回転寿司「船長」に入りました。寿司はあまり食べないので詳しくは表せませんが、新鮮でおいしかったです(ほんとに寿司は分からんのです・・・T-T)。


 総じて大満足の旅でした。房総万歳♪